皆さん、こんにちは。
SUGATAの岡林です。
続いて工場見学をさせていただいたのは…、
糸を染めていく染色工場さんです!
皆さんは、いつも履いているデニムがどのようにして染められているのか、ご存知でしょうか?
実は、デニムは糸から染めています!
糸から染めて、そのあとにデニム生地を織っていきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
染色方法には大きく分けて2つあり、先染めと後染めがあります。
- 製品になる前に染める方法(糸を染める)=先染め
- 製品になってから染める方法=後染め
また、先染めにも大きく3つに分類できます。
- 糸染め:繊維を糸にした後染めるやり方
- 原料染め:糸にする前(繊維)の段階で染めるやり方
- トップ染め:繊維・糸の中間(トップ)の段階で染めるやり方
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回は、糸染めを行っている『阪南チーズ染晒協同組合』にお伺いしました。
『阪南チーズ染晒協同組合』では、名前にもある通りチーズ染色の方法を行っています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「チーズ染色」とは、チーズのような形に巻いた糸を内側と外側から交互に染液をポンプで循環させ、均一に染色する方法のことです。
比較的にスピーディーに染色することが出来ますが、糸の素材によっては本来の風合いを損なう恐れがあり、染色技術には高い知識と経験が必要です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
工場には、1本から染色できる小さい釜から、500本も同時に染色出来る大きな釜までありました!
釜はとても奥行きがあり、中をのぞくと吸い込まれそうでした…。
染色後の糸を乾燥させる乾燥機は特注品で、内部からじんわりと糸を傷めない温度で乾燥できるとのことでした。
糸の素材によってはナイーブなものもあり、乾燥までしっかりと温度調整をしていく必要があると知りました。
今回は、泉大津の丸編み工場と、泉佐野の染色工場へ見学に行きました!
機械ではなく、人の手で一つ一つ丁寧に情熱を持って「ものづくり」されていることを工場見学を通して学ぶことが出来ました。
この情熱を皆さんに伝えるためにも、また機会がありましたら工場見学へ行きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!